これまで様々な事情により保護者の元を離れて暮らさざるを得ない子どもの養育のために、児童養護施設・乳児院を中心に委託が行われてきました。
　平成28年に児童福祉法が改正が行われ、子どもの家庭養育優先が明記されました。そして子ども達を施設中心ではなく家庭養育として里親家庭に委託推進をすることが示されました。
　この考えに沿って、子どもの最善の利益を考え質の高い里親養育の推進のため、里親の募集・研修・里親と子どもとの良い結びつきから委託された子どもの自立までの支援を行うため、鹿児島県で初めて里親支援センターが設置されました。
私たちは、社会が子ども達を「かわいい、かわいい」と育んでいただける環境となるように、南さつま子どもの家の50年の経験と専門性をもって、子どもと里親に寄り添いながら活動を行いたいと考えています。
　これまでも鹿児島県下において里親・児童相談所・関係機関・市町村・児童養護施設・里親支援専門相談員等において、子どもの最善の利益のために活動して参りましたが、この支援センターの発足により皆様とチームとなって、緊密な連携と協働を通して活動をして参りたいと考えています。